最先端の耐震・耐風工法
屋根瓦 施工法比較について
項目/工法 | 土葺き工法 | 引掛桟葺き工法 | |
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従来工法 | 一般釘打ち工法 | 縦桟ビス止め工法 | |
横桟木のみ使用 | 縦+横桟木使用 | ||
施工断面図 | |||
工法概要 | ・瓦を葺き土に接着させ、屋根を葺き上げる工法。 ・地震の少ない関西地方では、古くから採用され最も普及している。 |
・横桟木を野地に釘打ちし、瓦をその桟木に引掛けて葺き上げる工法。 ・特に阪神神戸大震災以降よく採用され、現在最もポピュラーな工法。 |
・縦横桟木に瓦を固定し、ビス止めする工法 ・最先端の耐震・耐風工法 |
屋根重量 | ✕ | ◎ | ◎ |
85~110kg/㎡ | 45~47kg/㎡ | 45~47kg/㎡ | |
耐震・耐風性 | ✕/△ | ○ | ◎ |
縦ズレ | ✕/△ | ◎ | ◎ |
横ズレ | ✕/△ | ○ | ◎ |
瓦の安定性 | ◎ | ○ | ◎ |
メリット詳細 | ・瓦のバラツキ (ネジレ・寸法の違い) ・野地ムラなどを修正でき、屋根を最も美しく葺き上げられる工法。 ・葺き土による断熱効果が得られる。 |
・土葺き工法に比べ、 屋根重量が軽量な為 住まいへの負担が軽減できる。 ・瓦の縦ズレが防止できる。 |
・土葺き工法に比べ、 屋根重量が軽量な為、 住まいへの負担を軽減できる。 ・瓦の縦ズレ・横ズレが防止できる。 ・ビス止めの為、釘のような緩みもなく、台風・地震にも万全! |
デメリット詳細 | ・葺き土を用いるため、 屋根重量が重く、住まいへの負担が大きい。 ・地震等の影響や、葺き土の風化により、 瓦のズレ(縦ズレ・横ズレ)が発生することがある。 ・野地・土留桟木を蒸らす場合がある。 ・葺き土が凍害を促進させる場合がある。 |
・台風・地震及び、 人が瓦の上に乗ったりすることにより、 瓦の横ズレが発生する場合がある。 (注:平板瓦の場合は、形状に起因し、 本工法で施工すれば横ズレは発生致しません) ・特に釘留めの場合、経年劣化により 瓦の安定性が低減(釘のゆるみ)する 可能性がある |
・横桟木のみの引掛桟釘打ち工法に比べ、 縦桟木打ち工事費がコストアップとなる。 但し、同じ屋根(特に面積の大きい物件の場合) を多人数で施工しても、 葺き上がりを均一化でき、 工期短縮となるので、 コストダウンできる。 |