お知らせ

定期的かつ適時の屋根点検のすすめ


屋根は家(住宅)の要です


ご自宅の屋根にどんな瓦・屋根材が載っていますか?屋根の状態はいかがでしょうか?そう聞かれても、ほとんどの方はお判りにならいないと思います。屋根は見えない部分 普段 屋根や瓦・屋根材について関心をお持ちの方は、ほとんどいらっしゃいません。しかし、屋根は家(住宅)にとって、最も重要な役割を果たしているのです

屋根の役割について

  • 屋根の機能的役割

屋根には、雨露をしのぐという非常に重要な役割があります。でも、それだけなのでしょうか?実はそれ以外に、風雪・陽射し・寒暖等々、最も過酷な環境下で「家(住宅)」と「住人」を守るという役割も果たしています。

  • 屋根の美観的役割

屋根は、その建物の外観・美観性を決定付ける上でも、大きなウエイトを占めています。

美しい街並み ➡ 美しい「家並み」 ➡ 美しい「屋並み」

屋根は基礎・構造躯体同様 「最も重要な部分」=「屋根は家(住宅)の要」です。


屋根点検の必要性について


屋根は見えない部分です。気付かないうちに、徐々に劣化が進みます。例えば、「大雨の夜 夜中に雨漏りがしだして、天井や壁が濡れ・押入れの中がビショビショ・・その夜は、不安で朝まで眠れなかった・・・」「屋根に関して色んな業者(訪問販売)が訪ねてきて・・・心配で・・・」。そのような事になって初めて、屋根の重要性を知ることになります。このような事を未然に防ぐ為にも、定期的な屋根点検=健康診断が重要です。大切な屋根を長持ちさせる為にも、定期的かつ適時の屋根点検をおすすめします。定期的な屋根点検は、適切な屋根のメンテナンスに必須です。

*定期的に屋根点検を実施し、 適切な屋根のメンテナンスを行えば、 屋根の寿命を延ばすことが可能です。


屋根点検のメリットについて


  • 屋根の現状把握をすることで、メンテナンス時期・修繕内容・費用等をあらかじめ認識でき、余裕をもった準備・計画が可能です。
  • 屋根の不具合に気付かず放置すると、気付いた時には(屋根だけでなく)屋根下地などにも影響が及び、軽微な補修では間に合わない=大きな出費につながる可能性が懸念されます。定期的かつ適時の屋根点検で、予期せぬ突然の雨漏りや、屋根材の脱落や落下等の被害を未然に防ぐことが可能です。
  • 屋根の寿命を延ばす為には、適切な屋根のメンテナンスが必要です。その為には、定期的かつ適時の屋根点検が必須です。

屋根点検の時期・タイミングについて


  • 屋根点検の時期・タイミングとしては、築後10年目その後 5年から10年程度のスパンで実施することがおすすめです。
  • 台風・地震等 自然災害発生時の屋根点検もおすすめです。火災保険を掛けていれば、風災・雪災・ひょう災等 自然災害の被害に保険が適用されます。但し、いつのどの自然災害(台風・雪・ひょう)で被害が発生したのか、特定することが必須です。その為にも、定期的かつ適時の屋根点検で、屋根の状況把握、損害状況を記録しておくことが得策です。

屋根点検の費用について


屋根点検の費用ですが、将来のメンテナンスをご考慮頂いた一般的なお宅の屋根点検・屋根診断は、基本的に無料でご対応させていただいています。公的機関に提出するような報告書の作成や、複数名での散水テスト、3F建以上の特殊なケース、往復するだけで半日を要するような遠方のお宅等 稀に若干の費用を頂戴する場合があります。詳細につきましては、屋根点検・屋根診断のご依頼を頂戴する際 ご相談下さい。


屋根点検・屋根診断の考察


屋根を見る能力(屋根点検・屋根診断)にも、その業者・調査者により大きな差があります。業者選びは、病院・医師選びとよく似ています。ドクターにも、名医もいればヤx医者も存在します。その病気の専門医なのか?経験が豊富なのか(経験したオペの件数はどうか)?評判はどうか?患者に真摯に向き合ってくれるのか?等々 重篤な病気の際は、特に注意して病院・医師選びをされると思います。

それは、屋根も同じです。屋根屋といっても、瓦工事を中心にしている業者、新建材(カラーベスト等)を主に取り扱っている業者、板金業者、訪販業者(ラバー屋・コーキング屋)等 様々です。「xx瓦店」という屋号で営業していても、実際はもっぱら新建材(カラーベスト等)や金属屋根ばかりというところもあります。一方 粘土瓦(和瓦・本葺瓦・平板瓦)しか取り扱わないところもあります。最近 耐震補強に伴う屋根の軽量化工事が増加し、板金業者さんの活躍する範囲が広がっています。但し、ちょっと考えてみて下さい。板金業者さんに瓦屋根が見れるでしょうか?瓦の割れ、瓦のズレ、屋根シックイのはがれ等 一見すれば判るようなことはともかく、なぜそのような症状に至ったのか?主たる原因は何か?その瓦・屋根材の納まりは正常か?等々 施工知識・経験がないと判らないこともたくさんあります。ドクターでも、専門医でないと判らないことがあるのと同じです。熟練の瓦葺き職人でも、施工した経験がない、取り扱いのない屋根材については、判らないものです。

私が申しあげたいことは、家(住宅)はとても大切な資産です。よって、屋根リフォーム・屋根点検・屋根診断時の業者選びは、病院・医師を選ぶ時と同じ位 慎重にご検討下さい。葺き替え工事一択の場合(既設屋根材を全て撤去し、全く別の屋根材に葺き替え)は、現状の瓦・屋根材の施工経験や知識が乏しくても、大きな問題はないかもしれません(下地の納まり等の知識は、あった方がベターです)。但し、

  • 屋根の現状・状態を正しく把握したい・・・
  • 今後どのくらい耐久するのか知りたい・・・
  • できれば部分修繕・屋根修理ですませたい・・・
  • メンテナンスにはどのような方法があり、どの程度費用がかかるか教えてほしい・・・

このようなご意向の場合 現在施工されている瓦・屋根材の施工経験・修繕(屋根リフォーム)経験及び、その屋根材や工事についての豊富な知識・深い造詣(ぞうけい)が問われます。


ドローンを使った屋根点検・屋根診断について


最近 ドローンを活用した屋根点検・屋根診断が、インターネットでうたわれています。梯子を掛けて屋根にあがることができないお宅では、非常に有効な方法だと思います。

  • 4F建て以上の高さで、梯子がとどかない
  • 急勾配屋根で屋根にあがることができない
  • 屋根材の傷み(割れ・ズレ他)がはなはだしく、屋根にあがるだけで屋根材が傷む可能性が高い。点検者の屋根からの墜落等 危険が生じる可能性が高い
  • 屋根にあがらずに屋根点検・屋根診断をお願いしたい(施主様ご要望)

但し、下記のようなことは確認できなので、万能な方法ではありません

  • 間近で屋根材・瓦を見て確認が必要な場合(亀裂の有無・触診・打音での判断等)
  • 屋根材・瓦下の葺土や屋根下地(野地板)・下葺材(ルーフィング)・瓦幅調整状態を確認したい

実際に屋根に梯子を掛けて、間近で屋根点検・屋根診断をさせて頂くことが、最も正確に現状把握が可能です。


施主様ご自身でもできる屋根点検・屋根診断


慣れない方が、屋根に登るのは危険です。誤って屋根材・瓦を割ってしまったり、屋根から転落して大けがする恐れもあります。高所での作業・経験がおありの方は別として、それ以外の方にはおすすめ致しかねます。そんな危険をおかさずとも、道路や2Fの窓からでも、屋根は見ることができます。屋根の劣化状況屋根からのSOS信号は、専門家でなくとも判る内容もあります。下記について、実例写真を数多く掲載していますので、ご参照頂けると幸いです。

  • 台風・地震による屋根の被害について
  • 屋根からの雨漏り症状について
  • 屋根材の色あせ・劣化・不適切な屋根塗装について
  • 屋根しっくいの劣化・変色・はがれについて
  • 屋根材・瓦のズレについて
  • 屋根材・瓦の割れ・亀裂について
  • 屋根材・瓦の凍害症状について
  • 谷板・谷板金のさび・銅板の穴開きについて
  • その他(棟瓦緊結線切れ・カラーベスト反りなど)

➡ 屋根からのSOS信号例はこちらへ

➡ 屋根点検・屋根診断のご依頼の流れはこちらへ