施工事例
劣化した陶器瓦(棟瓦緊結線はほぼ全て切れていました)
劣化した陶器瓦(棟瓦緊結線はほぼ全て切れていました)
既存瓦土撤去
屋根下地合板増し張り(千鳥張り)
ゴムアスルーフィング張付(タディスホワイト@田島ルーフィング)
瓦桟打ち工事(横桟木+縦桟木)
万十軒瓦葺き@尻部2個所ステンレスビス止め+軒先クリップ補強
三州産陶器瓦 桟瓦葺き@尻部1個所ステンレスビス止め
棟用金具(ステンレス)設置
換気棟アンダーベンツN(端部防水テープ)
棟用垂木設置→撥水材入南蛮シックイ置き
棟南蛮シックイ押え(撥水材入り)
棟7寸紐丸瓦伏せ@上部1個所パッキン付ステンレスビス止め
陸棟部 7寸紐丸瓦伏せ@上部1個所パッキン付ステンレスビス止め
紐袖瓦葺き@尻部2個所スレンレスビス+ステンレス線緊結補強
三州産陶器瓦 瓦葺き 完成
大阪府守口市の家 瓦屋根葺替(三州産陶器瓦@縦桟工法)
大阪府守口市に立地する、寄棟 瓦屋根葺き替え工事。昔からお付き合いをさせて頂いている「外壁塗装屋さん」の社長様宅でした。淡路産陶器瓦ハイシルバー色(土葺き工法)→三州産陶器瓦 軽量タイプ (縦桟ビス止め工法)に葺替させて頂きました。棟及びケラバの仕様を変更(棟部:鬼/ノシ瓦使用せず7寸紐丸瓦伏せに変更、ケラバ部:袖瓦→紐袖瓦へ変更)し、工事をさせて頂きました。屋根下地合板増し張りによる重量増を加味しても、屋根重量を約50%軽量化できました。
- ●地域
- 大阪府守口市
- ●屋根材
三州産陶器瓦 軽量タイプ(銀黒色)
- ●お客様からのご要望
<奥様より>
まわって来た人から、「シックイがはがれており大変なことになる」と指摘を受けました。屋根はずっとそのままなので、一度屋根点検と見積をしてほしい。もしやり替えるなら、「瓦」が一番良いと主人が言っていました。
<所感>
昔からよく現場でご一緒させて頂いた、外壁塗装業者の社長様宅でした。昨年 急逝され、残念でなりません。外壁塗装時「カラーベスト/セメント瓦/コンクリート瓦/金属屋根など」の屋根塗装も数多く手掛けていらっしゃいました。今回 奥様からお声掛けを頂き、深謝申しあげます。(瓦以外にも軽量な屋根材が多数あるなか)生前 葺替するなら「瓦が一番良い」と、社長様がおっしゃっていたとの事。現場で色あせた屋根材の塗装を数多く経験されていた方のお言葉ですので、非常にありがたく重みを感じました。
- ●ご提案内容
屋根を拝見しましたが、棟の緊結線がほぼ全て切れており、棟内部への雨水の浸入に伴い棟面戸シックイが相当傷んでいました。恒久対策として、棟積み直し/屋根葺替2ケースご提案させて頂きました。「全体的に葺替するなら、少しでも軽くできれば・・・」とのご要望もあり、棟の仕様を簡素化した上で、三州産陶器瓦 軽量タイプ(銀黒色)@縦桟ビス止め工法)への葺替をご提案させて頂きました。
- ●お客様の声(施工後)
「興津さんのところの職人さんは、休憩もほとんどとらず、朝早くから遅くまで本当に良く働きますね」と、おほめの言葉を頂戴しました。同じ建築業界で仕事をしている塗装業者様からの貴重なお言葉、本当にありがとうございました。一部 軒先天井のモルタルが欠損してしまい、補修塗料を段取して頂きました。素早いご対応、ありがとうございました。