お知らせ
竜田大社 神楽殿再生工事(三州産いぶし瓦/縦桟工法)
奈良での現場調査にあわせて、2019/12月から1月にかけて工事をさせて頂いた「竜田大社 神楽殿」に寄ってきました。大阪北部地震、台風21号の爪痕が残っている、まっただ中での工事でした。神南(奈良県)の森田瓦工業所様からのご縁で、瓦葺きを担当させて頂きました。竜田大社は、古くから「風の神様」として信仰されており、約2100年前に創建された、非常に歴史のある神社です。建設工事は、姫路の宮大工さんが担当されました。当時 破風板の原寸を確認しに、姫路の作業場迄 打合わせにお伺いしたことを覚えています。本掛巴、又巴、軒巴、隅巴、鬼瓦に「指定紋」を入れる工事でしたので、大工さんが作成した破風板原寸図をトレーシングペーパーに写し、瓦メーカー(創嘉瓦工業)に託して瓦を焼いてもらいました。もう2年以上経ちますが、ついこの間のことのように思えてなりません・・・・。
何度も心が折れそうになる程 大変な時期での工事でしたが、「尊いご縁」を頂いた森田さんに心より感謝申しあげます。
後日 施工写真アップデート予定です。