お知らせ

テレワークに伴う屋根の訪販増加?

10年程前に弊社 豊中営業所の担当で、瓦の葺き替え工事をさせて頂いたお宅の奥様から、お電話を頂戴しました。斜め前のお宅の屋根シックイの工事をしている職方から、お宅の屋根シックイが傷んでいるので、塗り替えした方が良いと、営業を受けているとのことでした。

早速 拝見してみると、南蛮シックイ(黒色)で積んだ棟の面戸が、白華し変色していました。瓦がまだ新しいので、同業の人が見れば問題ないことは一目瞭然ですが、左官屋さんや専門外の業者様では、ちょっと判らなかったようです。

判らなかったのか、判らないふりをしているのか・・・・・。毎年 この時期になると、このような話が出てくるように思います。確か去年も同じような話が・・・・。

三州産陶器瓦ハイシルバー色(縦桟工法)

一方 武漢熱の影響によるテレワークの増加で、在宅率が向上しているのも事実です。屋根に限りませんが、そこを狙って、とっても賢い訪販業者の営業が、増加するのではと懸念しています。以下の訪販商法にはご注意下さい!

屋根の点検商法

「近くで工事をしている・・・」「お宅の屋根がおかしいので見て上げますよ・・・」等 無料点検を口実に屋根にあがり、傷んだ個所を誇張させ、故意に瓦を割ったりずらして写真を撮り、放置すると大変なことになると不安をあおり、成約を迫る商法。なかには、別のお宅の傷んだ瓦の写真を見せて、平然と商談をする業者(社長)に出くわしたことがありました。写真が違うのではと指摘すると、「あらま、間違っていました!」と、そそくさと写真を引っ込められました。

屋根のモデル(見本)工事商法

「お宅をモデル(見本)にしたいので、特別割引させて頂きますよ・・・近所の方には他言しないで下さい。お宅だけの特別割引なので・・・・」「今なら足場代無料キャンペーンですよ・・」等 大幅な値引きをちらつかせ、お得感をあおって成約を迫る商法。

屋根の損害保険詐欺商法

「損害保険を使って、ただで工事ができますよ!」「手続きや対応も全て任せて下さい・・」等 本来 損害保険の適用にならないお宅でも、損害保険が適用になるとアプローチし、お得感をあおって成約を迫る商法。ホームページで、損害保険活用による工事を大々的にうたっている業者もいます。安易に口車にのっていると、依頼主であるご自身も、保険会社から訴えられるリスクもあるようです。

*これら全てのケースで共通することは、必ず期日を切って成約を迫ってきます。

訪販業者対策で一番重要なことは、たとえインターホン越しであっても、応対しないことです。

断る自信があるからと、対面で話をして(結果的に)断ったとたん、「今 費やした時間はどうしてくれるんや!」と、態度がひょう変して、怖い思いをしたと耳にしたこともあります。

*訪問販売の場合「特定商取引法」が、適用になります。たとえ契約をしてしまっても、8日間はクーリングオフが可能です。気になることがあれば、ご自分だけで判断せず、身の回りのどなたかにご相談して下さい。そのような時の為に「消費生活センター(大阪)」があります。万一 クーリングオフ期間中に工事が始まってしまっても、現状回復請求が可能ですので、あきらめないで下さい。